今回は、北陸「富山県の地酒」おすすめ人気銘柄を5つをご紹介したいと思います。
富山県には、現在(2020年)全20蔵が存在し日本酒が造られています。全20蔵からおすすめの銘柄を5つを抜擢し、日本酒選びなどのご参考になればと思っています。あくまで個人的に選んだ銘柄なので、ご容赦ください!
比較的に手に入りやすい日本酒をご紹介できればと思っています!
それではやっていこう!
★「富山県の地酒」おすすめ人気銘柄5選
①満寿泉(ますいずみ):枡田(ますだ)酒造店
富山県富山市岩瀬の日本酒「満寿泉(ますいずみ)」。富山県内でも、日本酒の名門銘柄です。富山市岩瀬は、海に近い地域で富山県の名物「白えび」の生産地とも言われています。なので、白えびや甘えびなどの、海産物との相性はいいです。
満寿泉は、香りは控えめな日本酒が多い印象です。また口当たりは滑らかで、種類によってはまろやかな日本酒もあります。全体的に淡麗甘口の日本酒を造られていて、後味は軽快な物が多いです。
日本酒造りに色々な挑戦をしていることでも有名です。例えば、スコッチウイスキー「シーバスリーガル」の樽を使用して熟成させ、ブレンドを駆使した日本酒「満寿泉 8888(リンク)」を開発した事でも話題になりました。
②羽根屋・富美菊(ふみぎく):富美菊酒造
富山県富山市百塚の日本酒「羽根屋・富美菊(ふみぎく)」。次世代の日本酒造りに名を上げている人気銘柄。富山市百塚は、富山駅から車で約10分ほどの地域で、駅から一番近い蔵元です。「羽根屋」「富美菊」の2種類の日本酒を主に生産されていて、特に「羽根屋」は大変人気です。
羽根屋は、香りがフルーティーで果実香で、華やかな香りの良い日本酒です。口当たりは、フレッシュな清涼感が特徴です。全体的に香りが良く、甘く感じます。ワインテイストが強い印象です。
世界でも活躍をしている蔵元です。イギリス・ロンドンで毎年開催されているIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)というワインの大会に日本酒部門があります。その部門で見事に、金賞「羽根屋 純米大吟醸50 翼」、銀賞「羽根屋 純米吟醸 プリズム」を勝ち取り、外国の方にも認められています。また、金賞の日本酒「羽根屋 純米大吟醸50 翼」はJALやANAのファーストクラスでも採用された実績を持っています。
③黒部峡:林酒造場
富山県下新川群朝日町の日本酒「黒部峡」。富山県内、最も勢いのある人気銘柄です。この勢いは、全国にも広がっていき、将来は「獺祭」のような日本酒になるのでないかと、個人的に思っています。朝日町はざっくりですが、新潟県の隣町です。「林」「黒部峡」の2種類を主に生産されています。
特に「黒部峡」は通年販売をしていますので、手に入れ易い日本酒です。個人的におすすめは「黒部峡 純米吟醸 富の香」という日本酒です。酒屋や日本酒専門店では「黒ラベル」とも言われています。富山の酒米の「富の香」を使って、その香りや旨味を引き出し、淡麗な飲み口なので大変飲み易い日本酒です。
香りは、酸味のあるマスカットや梨のような吟醸香。口当たりは、滑らかで軽快な日本酒の印象があります。爽快で飲みやすい日本酒で、後味は甘く旨味が乗っています。
④千代鶴(ちよづる):千代鶴酒造
富山県滑川市の日本酒「千代鶴(ちよづる)」。知名度は低いですが、美味しい日本酒を毎年造られています。滑川市は、富山の東側にある、富山名物「ホタルイカ」で人気の地域です。ホタルイカとの相性がいいと言われています。
香りは、控えめでお米のとぎ汁のような良い香りがします。口当たりは、軽快で辛口の日本酒です。味わいは、綺麗なお酒の印象でスッキリと飲みやすい印象です。食中酒にも、優秀で料理との相性は抜群です。
特約店の酒屋のみ扱っているので、日本酒好きな方へのお土産やプレゼントに良いかも知れないです。
⑤幻の瀧:皇国晴(みくにはれ)酒造
富山県黒部市の日本酒「幻の瀧」。黒部市は、富山県の東側にある地域。黒部ダムや、宇奈月温泉、黒部峡谷トロッコ電車など観光スポットが多く有名です。黒部は、富山県内の水と比べると軟水に近い性質で、それは日本酒造りにも効果があります。幻の瀧の仕込み水は、黒部の水を使用しているので軽快な日本酒の特徴を持っています。
香りは、控えめでとっつき易くなっています。口当たりは、淡麗軽快で辛口の印象。後味も、キレがよくスッキリと飲める日本酒です。食中酒にも万能で、合わない料理は少ないでしょう。
比較的に手に入れやすく、駅中でもお買い求めいただけると思うので、選ばせていただきました。