福井県吉田郡永平寺町の日本酒「黒龍 いっちょらい」
今回の日本酒は、創業1804年から現在2020年まで日本酒を造り続けている福井県吉田郡永平寺町の酒蔵「黒龍酒造」の日本酒です。
上品なふくよかな口当たりと味わい、さながら淡麗な飲み口で呑む者を魅了する日本酒となっております。
黒龍といえば、今では北陸の大御所の位置付けとなっている銘柄。そんな黒龍の、コストパフォーマンスの高い日本酒を仕入れましたのでご紹介したいと思います。
【黒龍 吟醸 〜いっちょらい〜】
通年で手に入れることができる黒龍が誇る人気商品の1つとされる日本酒です。ぬる燗、もしくは熱燗より、冷酒(5〜10℃)で飲まれるのがおすすめです。冷やすことにより、ピリッと辛口でキレが良くなります。ただ、日本酒の温度は好みになるので、色々な温度で楽しまれてもいいと思います。
香りは、メロンや白桃、マスカットような香りが最初にご挨拶。口当たりは、ふくよかなお米の風味。この風味が凄く上品で、香りや旨味をしっかり包んでくれています。後味はバナナのような香りのふくよかさと、ピリッと淡麗の切れ味が口中を落ち着かせる印象です。
マッチングに合う料理ジャンルは、イタリア料理。ピザやスパゲティ、チーズ料理、トマトやオリーブオイルを使った濃い味付けと、クリーム系のグラタンなど相性は良いと思います。和食では、ぶり大根や肉じゃがなどの煮物がいいですね。上品でふくよかなお米の旨味や風味が、濃い味付けの料理にピシャッと合います。
またさっぱりとした酢の物も相性はいいです。黒龍の日本酒自体に、お米の旨味や風味がしっかりありますので胡瓜の酢の物のような、シンプルな料理でもお互いの良さを引き立たせます。
原料米
使用米:五百万石(福井県産)
精米歩合
55%
日本酒度
+5.5
酸度
1.1
アルコール分
15度
酵母
蔵内保存酵母
管理方法
10℃以下の温度変化が少なく、光の当たらない場所で保管。
★北陸が誇る、大御所銘柄!お土産や自分へのプレゼントに
通年販売をされている「黒龍 吟醸 いっちょらい」。限定酒ではないので、お買い求めいただきやすいのが最大のメリットです。北陸には多くの日本酒の銘柄がありますが、黒龍は北陸の日本酒代表格とも言える銘柄です。美味しいこともその理由の一つですが、皇室御用達の日本酒ということ、芸能界でも沢山の黒龍ファンが相次いでいることにあります。
そんな黒龍は、北陸・福井県のお土産には最高の日本酒になることは間違いないです。かつて幻の酒とも言われた黒龍で、乾杯で盛り上がるのはいかがですか?「黒龍 吟醸 いっちょらい」はコストパフォーマンスが良いのでお財布にも優しいです。
★吟醸蔵の底力、香りと旨味のバランスが最高!
ふくよかなお米の旨味と風味を上品に再現している「黒龍 いっちょらい」。この再現力は流石の一言を添えるしかありません。そして、この上品な旨味と風味の中に吟醸酒ならではの吟醸香がギュッと詰まっています。
黒龍は吟醸蔵とも呼ばれ、吟醸酒の醸造を得意とされています。そんな吟醸蔵が造りだす日本酒には洗練されたものがあります。ただ香りがすごく良い訳でななく、上手く抑えられている印象。なので、上品な風味は香りが鍵となりバランスよくまとめられている印象です。
飲む前に入る香りは、メロンやマスカット、白桃のような甘みのある香りです。そして口に含むその甘みの香りが、バナナのようなまろかやな風味へと変貌し、ふくよかな米の旨味の背中をしっかりと押すだしています。香りと旨味が相乗効果をもたらした日本酒が「黒龍 いっちょらい」だと感じました。
★今夜はイタリア料理でマッチングはいかがでしょうか
甘みのある香りと、淡麗且つふくよかな旨味のある飲み口。位置付けには辛口というよりも、淡麗中辛な日本酒。そんな淡麗中辛で旨味がしっかりある日本酒には、ピザやスパゲッティ、チーズ料理、トマトやオリーブオイルを使ったイタリア料理のマッチングにも良いと思います。チーズの濃厚な味、トマトやオリーブオイルの酸味に「黒龍 いっちょらい」の旨味が抜群に合うと思います。
また和食料理では、ぶり大根や肉じゃがなどの煮物や、酢の物も相性は良いですね。味付けの濃い煮物には、甘い香りに淡麗な後味が口中をスッキリさせます。また酢の物は、「黒龍 いっちょらい」が持つふくよかな旨味が、酢の物の酸味にピシャリとマッチングします。
和食以外にもマッチングする「黒龍 いっちょらい」で、今夜は決まりです。