★「富山県の地酒」甘口・旨口の日本酒おすすめ銘柄5選
①羽根屋(はねや):富美菊酒造
富山県富山市百塚の日本酒「羽根屋(はねや)」。富山県内でも、注目をされている人気銘柄です。その活躍は「全国新酒鑑評会」での金賞受賞や、イギリス・ロンドンで開催される「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」というワインコンペ日本酒部門の金賞、銀賞の同年受賞、フランスで開催される日本酒コンクール「クラマスター」で受賞を果たすなど、世界でも活躍をされています。
羽根屋は、フルーティーで華やかな香りが特徴的です。口当たりはフレッシュな清涼感で、口中で華やかな香りが上品に広がっていきます。全体的に香りが良いので、甘く感じる日本酒です。種類にもよりますが、ワイングラスなど、グラス製品での飲酒をおすすめします。
②満寿泉(ますいずみ):枡田酒造店
富山県富山市岩瀬の日本酒「満寿泉(ますいずみ)」。富山県内でも、名門と言われる日本酒銘柄です。商品開発に色々な取り組みをしている事で有名です。
スコッチウイスキー「シーバスリーガル」との共同商品開発
シャンパン銘柄「ドンペリニヨン」の醸造最高責任者リシャール・ジェフロワ氏との共同商品開発
日本酒以外ではチョコレート菓子の「キットカット」とのコラボ商品の開発
など、様々な挑戦をしている蔵元です。
満寿泉は、全体的に口当たりがまろやかで甘めな日本酒が多い特徴です。淡麗甘口で後味は軽快な日本酒で、白えびや甘エビなどの海産物にはとても相性が良いです。特に、貴醸酒は、はちみつのようなトロッとした舌触りに、米の旨味もしっかりと感じる美味しいお酒です。
③三笑楽(さんしょうらく):三笑楽酒造
富山県南砺市の日本酒「三笑楽(さんしょうらく)」。世界遺産で有名な「五箇山」で日本酒を造っている蔵元です。およそ1880年(明治13年)に創業され、厳しい雪地帯の気候を利用し、仕込み水はブナ原生林の伏流水を使用しています。
全体的に、甘口というよりは旨口に近い印象の日本酒です。グッとくるお米の味わいに、香りも良いのでグイグイ飲める日本酒です。雪地帯の日本酒ということもあり、熱燗にすればその旨味がより感じることができます。その銘柄の地域や背景を知って日本酒を飲むのは、粋な飲み方だと僕は思います。
④玉旭(たまあさひ):玉旭酒造
富山県富山市八尾の日本酒「玉旭(たまあさひ)」。全国から多くの観光客で賑わう行事「おわら風の盆」の地域でも有名です。創業およそ1808年(文化5年)の県内有数の老舗酒造所で、ユニークな日本酒を造っている蔵元です。淡麗辛口のお酒や、旨味がたっぷりなお酒、甘酢っぱいワインのようなお酒など、様々な味わいの日本酒を造っています。淡麗辛口の日本酒も美味しいのですが、旨味もしっかりと楽しめる日本酒も多いので選ばせていただきました。
おすすめの日本酒は、「玉旭 DESPERADO 純米無濾過生原酒」。生原酒の力強さとフレッシュな味わい、旨味がドッシリと口全体で感じれる味わい。
もう1つは「玉旭 酒母搾り」シリーズ。酒母の状態で搾ってしまう斬新な発想の日本酒です。甘酸っぱい味わいで、軽快な飲み口。ドイツの白ワインを思わせる日本酒です。
⑤苗加屋(のうかや):若鶴酒造
富山県砺波市の日本酒「苗加屋(のうかや)」。若鶴酒造が造るブランド銘柄です。創業およそ1862年(文久2年)。富山県内でも、大きな蔵元で有名です。若鶴の杜氏は、南部流・越後流の手法を駆使した酒造りに取り組み、南部流の濃醇なドシッとしたお米の旨味と甘味に、越後流の淡麗さを組合わせて「苗加屋」の日本酒が誕生しました。
苗加屋は、濃醇甘口な日本酒が多く、飲み口がドシッと旨味と甘みのインパクトを与えます。後味はさっとキレていく淡麗さも持っているので飲みやすいです。旨味をガツンと味わいたい方にはおすすめの日本酒です。
★まとめ
甘口・旨口の日本酒の中にも「キレがしっかりあるお酒」「香りが楽しめるお酒」「ドッシリとインパクトのあるお酒」など、様々の味わいの日本酒があります。自分自身のお気に入りの日本酒を研究していくのも日本酒を楽しむ要素の1つですよね!
ご紹介できなかった日本酒もありますが、富山の地酒はどれも美味しいです!ご参考になるか分かりませんが、お気に入りの日本酒を見つけるキッカケになってくだされば幸いです!
それでは次回もまた、よろしくお願いし枡!!