今回は、日本酒の温度について一緒に学んで行きたいと思います。
日本酒は温めて飲むことができるお酒です。それぞれの温度帯によって味わいや風味、香りが全く違う顔になって飲み手を楽しませてくれるエンターテイナーです。
日本酒には温度帯によって、呼び方がそれぞれ変わってきます。その呼び方や味わいの特徴などを簡単にご紹介したいと思います。
日本酒の温度を楽しむことができれば、奥深さに世界観が一段と変わってくると思います!
それでは、やっていこう!
★日本酒の温度による呼び方、特徴!
基本的に大きく分けると、「冷酒」「常温・冷や」「熱燗」の3つの温度があります。冷酒は5℃〜15℃付近、常温は20℃〜25℃付近、熱燗は30℃〜55℃付近と、一般的に言われています。居酒屋や日本酒専門店などで飲むときは、この3つの温度帯から選んでいただき、店員さんに頼めば美味しく作ってくれます。
究極を言えば、この3つの温度帯さえ覚えていれば大丈夫です。もっと深く掘り下げると、この3つの温度帯の中でも、また温度によって呼び方が分けられるので、まずは豆知識程度に覚えれば良いかなと思います。覚えてしまえば、友達や彼女にいい顔ができるかもしれませんよ!
◆冷酒(5℃〜15℃付近)
特徴:スッキリとした飲み口になります。吟醸酒や生酒などの爽快で、フレッシュな味わいの日本酒に適しています。
料理:お刺身、冷奴など素材の味を生かした料理との相性がいい。
5℃付近 :雪冷え
10℃付近:花冷え
15℃付近:涼冷え
◆常温・冷や(20℃〜25℃付近)
特徴:口当たりが良く、その日本酒本来の味わいや風味が良く分かります。常温に適している日本酒は多くありますが、本醸造酒や純米酒、吟醸酒などが適しています。
料理:料理を選ばず、合わせやすい。
20℃付近:常温・冷や
◆熱燗(30℃〜55℃付近)
特徴:湯気と一緒に香りが立ちのぼり、日本酒が持つ深いコクや旨味が発揮されます。本醸造酒や純米酒など、しっかりとした味わいの日本酒に適しています。
料理:おでんや鍋料理など、温かい料理に合わせやすい。
30℃付近:日向燗
35℃付近:人肌燗
40℃付近:ぬる燗
45℃付近:上燗
50℃付近:熱燗
55℃付近:とびきり燗
★まとめ
日本酒は温度によって、呼び方や味わいも全く違うお酒になります。
ご紹介したのは、あくまでも一般的に言われている事なので、様々な温度で日本酒の味わいを試すのも面白いですよ!よく言われているのが、「生酒だから冷酒でしか飲まない!」という意見が多いですが、僕はそんな事はないと思います!固定概念を捨てて、日本酒の可能性を広げて行きましょう!