福井県福井市の日本酒「白岳仙 純米吟醸 桃鼠」
今回の日本酒は、創業1853年から現在令和2年まで日本酒を造り続けている福井県福井市の酒蔵「安本酒造」の日本酒です。
旨味があり味に芯がありながらも、透明感ある飲み口が最大の特徴の日本酒となっております。
せっかくなので限定酒を仕入れましたので、そちらをご紹介したいと思います。
【白岳仙 純米吟醸 桜鼠〜SAKURANEZU〜】
季節限定販売の日本酒です。透明感が際立ち、冷酒で飲まれるのがおすすめです。ぬる燗にして酸味を出すのもありなのかなと思います。米の芳醇な旨味よりも、酸味とさらっとした飲み口が特徴的。香りはライチのような果実の甘酸っぱさの香り。口当たりはスッと入る爽快感、酸味と果実の甘酸っぱさの香りが口中に広がっていきます。後味は切れのある辛口な印象です。
マッチングに合う料理ジャンルは、和食を中心とした料理ですね。特に揚げ物の、天ぷら・唐揚げなど、味付けが塩、醤油、みりんを使ったシンプルな料理がいいと思います。白岳仙の透明感のある飲み口、そして「桜鼠」の酸味と爽快感が揚げ物の油を綺麗に流し、食材の旨味を引き立たせてくれると思います。
原料米
使用米:吟の里
精米歩合
麹米:50%
掛米:55%
日本酒度
+4.0
酸度
1.7
アルコール度数
15度
酵母
HSG-02(自社保存酵母)
管理方法
10℃以下の温度変化が少なく、光の当たらない場所で保管
★フルーティーな風味が好きな方、女性の方へ
春の季節限定酒の日本酒「白岳仙 純米吟醸 桜鼠」。桜が満開に時期にリリースされる季節限定酒です。季節限定という言葉と、ラベルの可愛らしい色合いで女性ウケは間違いないです。なので、日本酒が好きな女性にプレゼントすれば喜ばれると思います。
香りはライチのような果実の甘酸っぱさに、透明感のある飲み口がプラスされて、フルーティーな風味を加速させている日本酒です。女性だけじゃなく、吟醸香が好きな男性の方でも、打ってつけの日本酒だと思います。冷酒にも相性抜群です。春から夏にかけても、季節にバッチリな飲みごたえです。
★キレのある淡麗爽快な日本酒に皆が虜になる
口当たりはスイスイと、透明感のある飲み口の「白岳仙」ですが、ただ飲みやすい!だけではないのです。後味にはしっかりとしたキレがあり、酸味も手伝って口中をスッキリ爽やかにしてくれます。これには、【日本酒度・酸度】という数値が関係しています。
簡単に説明すると、日本酒度は+と−があります。+に行くほど辛口。−に行くほど甘口になる数値です。ただこの日本酒度は、目安程度なので必ず辛口、甘口だと判断はできないのでご注意ください。
そして、酸度は日本酒の酸味や旨味を示す数値です。数値が高いほど濃厚辛口、低いほど淡麗甘口とされています。よく言われている酸度の数値基準は1.4〜1.6となっていて、それ以上なら濃厚辛口、以下なら淡麗甘口になります。
こちらの日本酒は、日本酒度+4・酸度1.7の数値となっています。一般的に淡麗辛口になりやすい数値が重なり、スッキリ爽やかな飲みごたえになっている事がわかります。飲みやすさ抜群なので、気づいたら虜になってしまうこと間違いなしです。
★料理は和食でマッチング!
酸味と淡麗な爽快感、そして透明感のある飲み口。位置付けには淡麗辛口の日本酒になると思います。淡麗辛口には、淡白でシンプルな食材や料理に合わせやすいので、和食にもってこいな日本酒です。
刺身は、しっかりと臭みを口中で落としそれぞれの魚の旨味を引き立たせるでしょう。
おすすめは、天ぷら料理とのマッチングです。天ぷらの油は、酸味のキレで洗い流し、透明感のある飲み口と淡麗な爽快感でその食材の旨味を膨らませるでしょう。フルーティーな香りが、次の料理へと食欲をそそらせます。
和食を一段と輝かせる、そんな日本酒だと確信しました。